ネットワークの取り組み
MNCでは、ネットワーク内での連携を深めることにより業務の効率化等を進め、人手不足解消に向け、新たな取り組みを試験的に行っていきます。
このネットワークに属する中小企業が手を取り合って、一層厳しさを増す介護業界で生き残りをかけ、「自立」と「共生」ができるようにすること、それが私たちの最終的な目標です。

MNCを立ち上げた想い
2040年問題をなんとか打破したい
令和6年4月の介護保険改定により、業界全体では報酬が引き上げられましたが、訪問介護事業に関しては大幅な減額となりました。その背景には、コロナ禍においてデイサービスの利用を控えたご利用者様が訪問介護へと流れたことや、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームを活用して大きく利益を伸ばした訪問介護事業所の存在があるとされています。経営の視点から見れば、事業の継続や拡大のために利益を追求するのは自然なことです。
一方で、厚生労働省は「地域包括ケアシステム」の推進を掲げ、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目標に、重度な要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される仕組みの構築を目指しています。
しかしながら、この方針のもとで行われた介護報酬改定により、多くの訪問介護事業所が経営の危機に直面しています。実際に令和6年10月の時点で、私たちの事業所がある町田市では、4月の改定以降に8つの訪問介護事業所が閉鎖し、さらに2事業所が閉鎖予定であることが近隣のケアマネジャーの情報から明らかになっています。このような状況が続けば、経営努力だけでは事業を維持することが難しくなり、経営者が事業を諦めるだけでなく、介護保険料を納め続けている国民が必要なときに介護サービスを受けられない、選ぶことができないという深刻な事態を招く可能性があります。


当社は令和4年1月から訪問介護事業を展開しており、後発であるがゆえにICTを活用した人材不足対策の導入や、社内の企業主導型保育事業による若手雇用の促進、特定事業所加算Ⅰを取得するためのコンサルティング導入、本社に訪問介護の事務手続きを集約するなどの工夫を重ねてきました。その結果、最近では訪問介護事業単体でも利益を生み出せるようになりましたが、人材採用に回せる費用は限られ、一人の退職者が出るだけで経営が厳しくなるリスクは常に抱えています。社内の他部門の支援があったからこそ継続できていますが、多くの小規模事業所はどのように運営を続けているのか疑問を持ち始めた令和6年8月、「東京都令和6年度人材活用に向けた介護事業所の協働促進事業」の公募を知りました。
同時期、厚生労働省はデジタル行財政改革会議の取りまとめの中で、介護施設・事業所の協働化・大規模化を推奨し、「1法人1拠点といった小規模経営の介護施設・事業所が安定的に事業を継続し、地域におけるサービスを確保し、複雑化したニーズに対応するためには、協働化・大規模化等による経営改善の取組が必要」と述べています。
地域の事業所と手を組んで大規模ネットワークを作る
当社は、もともと看護・介護・保育の人材派遣会社として、厚労省管轄の元、同一労働同一賃金の導入を早くから進めてきました。ここでは詳細の説明は割愛しますが、人材派遣会社にとっては厳しい運営を迫られる内容でした。そして、今回の介護保険改定と合わせ、厚労省が近年示している方針が「小規模事業所を淘汰し、大規模法人のみを残そうとしているのではないか」と感じるようになりました。実際に発表される要領等の内容を見ても、そのような流れを強く意識せざるを得ません。
とはいえ、日本の人口構造を考えれば、大規模化を進めざるを得ないことも理解できます。であれば、私の考えはシンプルに「小さな事業所が淘汰されるならば、自らが大きくなればいい」。この想いと、「東京都令和6年度人材活用に向けた介護事業所の協働促進事業」の公募時期が重なったことで、「この制度を活用すれば何かできるのではないか?」と考えました。「協働」が前面に打ち出されているならば、自社単独で大きくならなくても、地域の事業所と手を組めば迅速に大規模なネットワークを構築できるのではないかと思い、町田市内の中小規模事業所に声をかけさせていただきました。

私たちのネットワークが目指すものは、立ち上げ当初から変わりません。事業の規模や運営期間が異なっても、元々はライバル関係にある企業同士です。しかし、今は敵味方を議論している場合ではありません。特に人材獲得に関しては、隣の事業所だけが競争相手ではなく、日本の生産年齢人口の減少という現実を前に、全業種・全企業がライバルとも言えます。
だからこそ、今回ご賛同いただいた皆様と手を取り合い、業務の効率化を進めていきます。せっかく知り合えた仲間として、全員がビジネスパートナーとして共に成長し、発展していくことを目指し、「競争」から「共生」へと理念を共有し、共感してくださる仲間を増やしていきたいと考えています。さらに、町田市民をはじめとする地域の皆様に、良質な介護サービスを提供し続けられるよう、ネットワークがより強い組織に成長していきたいと思いますので、関係者の皆様のご協力もお願いしたいと考えております。

参画法人
訪問介護・障害福祉サービス


訪問介護事業所ポート
町田市森野2-19-16 1F
居宅介護支援事業所


シャロームまちさが
町田市森野2-23-8
訪問介護・障害福祉サービス


キートスケアリンク株式会社
町田市森野2-25-9
東海町田マンション101
訪問介護・居宅介護・障害福祉サービス


株式会社コネクトケア・アンド・パートナーズ
町田市森野1-32-13
新光森野ビル2F A号室



